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子どもは見ている!人気の保育士と不人気の保育士の違い

保育園で働くようになると、自然と感じることがあります。
「あの先生はいつも子どもに囲まれているな」
「どうしてあの先生には子どもがなつかないんだろう…?」
子どもは、大人が思っている以上に周囲をよく見ていて、敏感に人間性を感じ取っているものです。
保育士を目指すみなさんに覚えておいてほしい、「人気の保育士」と「不人気の保育士」の違いを紹介します。

 

笑顔は子どもにとっての「安心マーク」

■ 人気の保育士
いつも穏やかで、子どもと目が合ったときにはにこっと笑う。
忙しいときでも、子どもに向ける表情はやわらかく、落ち着いた対応ができる人。

■ 不人気の保育士
無表情だったり、いつも疲れているような顔をしている。
子どもにとっては「近づきにくい」「怒られそう」と感じてしまうことも。

※笑顔は「心を開いています」というサイン。最初の信頼づくりに欠かせません。

 

声かけが子どもの心を動かす

■ 人気の保育士
子ども一人ひとりの気持ちを受け止める声かけができる。
「〇〇ちゃん、見てたよ」「すごいね、がんばったね」など、肯定的な言葉が多い。

■ 不人気の保育士
注意や命令が中心。「ダメ!」「早くして!」が口ぐせになっている。
言葉のトーンが冷たかったり、せかすような話し方は、子どもを不安にさせます。

※声のかけ方ひとつで、子どもの気持ちが大きく変わります。

 

行動で見せる一貫した姿勢

■ 人気の保育士
子どもとの約束を守る、言ったこととやることが一致している。
「順番だよ」と言ったあとに自分もちゃんと待てるような、行動の見本を示せる人。

■ 不人気の保育士
場面によって言っていることが変わる。昨日はOKだったことが今日はNG、などの曖昧な対応に子どもは戸惑います。

※子どもは言葉より行動を見ています。「一貫性」が信頼を育てます。

 

子どもの目線に立てるかどうか

■ 人気の保育士
子どもの目線にしゃがんで話す、気持ちに寄り添ってリアクションができる。
「〇〇って、うれしかったね!」など、子どもと一緒に感情を共有できる人。

■ 不人気の保育士
大人の都合を優先しがちで、子どものペースや気持ちをくみ取る余裕がない。
つい「あとにして」「今はダメ」と言いがち。

※子どもにとって「わかってくれる先生」は大きな安心になります。

 

チームの中での姿勢も子どもは見ている

■ 人気の保育士
他の先生と仲良く連携している、保護者ともていねいにやりとりできる。
大人同士が協力している雰囲気は、子どもにとっても居心地のよい環境になります。

■ 不人気の保育士
職員同士で険悪な空気を出してしまう、保護者への挨拶が雑。
子どもはその“空気”を敏感に察知して、不安になります。

※保育はチームプレー。人との関わりを大切にできる人は、自然と人気が出ます。