保育士資格合格パーフェクトナビ

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2018.12.04

保育士の配置基準とは


「児童福祉施設最低基準」についてご存じでしょうか?
児童福祉施設にはそれぞれ「保育士の配置基準」が法令によって定められています。
保育所で預かる子どもの人数に応じて、必要な人数の保育士を配置しなければならないという決まりがあるのです。

保育士の配置基準

国が定めた保育士の配置基準を見てみましょう。

0歳児 :概ね子ども3人に保育士1人
1~2歳児 :概ね子ども6人に保育士1人
3歳児 :概ね子ども20人に保育士1人
4~5歳児 :概ね子ども30人に保育士1人

以上の基準を見てお気づきになられたでしょうが、年齢の低い子ども程、保育士の人数が必要となってきます。
この基準を踏まえた上で更に、

  • 定員90人以下の施設には、この定員に加え1人以上の保育士を配置する
  • 配置する保育士は常に2人を下回ることのないようにしなければならない

という決まりもあるのです。

配置基準=運営できる人数 ではない

しかし、実際には配置基準ピッタリの人数で保育所を運営できるかと言うとそうではありません。
保育所によっては延長保育を実施していたり、所属している保育士が休暇をとれる様にシフトを回すには、余裕をもった人数が配置されていなければいけませんね。
保育士が余裕を持って当たれないと、それだけ預かる子どもたちへの配慮も難しくなってしまいます。
安心して子どもを預かるためにも、それだけの保育士の人数が必要なのがご理解いただけましたでしょうか。

保育士の需要は高い

待機児童がなかなか解消されない要因には、保育士の数が不足している事も理由の一つだという事がありますが、それは言い換えれば、それだけ保育士の需要が高いという事でもあるのです。
保育士を目指し資格試験に挑戦する皆さんには、ぜひとも頑張って頂きたいですね。