保育士資格合格パーフェクトナビ

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2020.08.13

チビッ子自由研究 カブトムシを捕まえよう!

コロナ禍でいつもと違う夏休みを迎える子どもたち。3密を避ける行動が推奨される中、大勢の親戚と会うのは難しい現状。
そんな中でも楽しめることはあります。私達大人もかつて夢中になった昆虫、カブトムシを捕まえること。
保育士になったら子どもたちがたくさん昆虫の話をしてくれるかもしれません。

意外と私達の身近にいるカブトムシ

京都市青少年科学センター生物領域主任主事の今邑さんは、カブトムシは意外に人間の近くにいると言っています。
幼虫は、畑で堆肥などを食べ、成虫は薪に使うために植林されたクヌギやコナラなどの樹液を吸います。そのため、山奥ではなく人が住む近くの里山にいます。
どんぐりのなる木に集まりやすいと覚えておくといいです。

カブトムシは夜行性のため、捕まえるなら夜中か早朝がおすすめ。昼間に樹液を出している木をみつけて目星をつけておくのがいいそうです。

スズメバチなどきけんな昆虫もいるので、長ズボンと長い靴下を着用します。ゴム製の手袋もあるといいでしょう。暗い時にはヘッドライトも持って行きましょう。

捕まえたら育ててみよう

飼育ケース・腐葉土・止まり木・餌を用意します。最近は全て100円ショップで揃います。
オスはできれば1匹で。卵を産ませたいのなら、オス1匹にメス2匹がおすすめです。
また、水分補給も忘れずに。カブトムシは意外に乾燥に弱いとのこと。霧吹きで時々水分を補うといいでしょう。
キューキューと鳴くかわいい声が聞けるかもしれません。

寿命はひと夏、死んでしまったら標本に

寿命は夏の終わりごろまでと短く、死んでしまったら標本をつくるのもいいでしょう。
脱脂綿・密閉容器・シリカゲル・防腐剤を用意します。
まず脱脂綿にカブトムシの爪をひっかけて形を整えます。密閉容器にシリカゲルとカブトムシと防腐剤をいれてふたをします。
2ヶ月ほどこのままにしておくと完成です。細部をじっくり観察することができます。

里山ではいろいろな昆虫に出会えるかも

樹液にはさまざまな昆虫が集まります。コクワガタやノコギリクワガタ、ゴキブリやムカデなども。普段見ることの無い大きな蛾もみられるかも。
子どもよりも大人がはしゃぎ、童心に返ることができるかもしれません。

★カブトムシを捕まえるコツ★
・カブトムシがいる雑木林の情報を得る
・樹液の出ているドングリのなる木(クヌギやコナラ)を探す
・光に集まるので外灯のそばもチェックする
・捕まえるのは夜か早朝
・前日が雨で25度以上の蒸し暑い日がねらい目
・飼育して、死んでしまったら標本にしてみよう

2020年8月8日(土)朝日新聞朝刊より出典