保育士資格合格パーフェクトナビ

保育士資格合格パーフェクトナビ
試験2018.05.08

保育士資格を取得するための条件


子どもの保育に関わるしごとがしたい。
特に何の資格を持たなくても保育関連の仕事に就くことは可能ですが、「保育士」として働きたいのであれば、「保育士資格」を取得しましょう。

学校を卒業するか、試験を受けて合格するか

保育士資格を受験する条件には大きく分けて二つの選択肢があります。

1、厚生労働大臣が指定する大学、短大、専門学校等で所定の課程・科目を履修し卒業する
2、保育士試験を受験し合格する

一概に保育士試験を受験するにも条件があります。とは具体的にどのような条件でしょうか。

保育士資格受験、できるかどうかを決めるのは最終学歴と誕生日

保育士試験を受験できる人、これはまずご自身の最終学歴が何なのかで確認することができます。基本的に、学校教育法に基づいた大学、短大、専門学校を卒業すれば学部学科関係なく保育士試験を受験できます。在学中であっても受験は可能ですが、卒業することが必須条件です。それ以外、つまり

・厚生労働大臣が指定する大学、短大、専門学校等を途中退学
・学校教育法に基づいていない施設(例えば、海外の学校など)を卒業
・高校を中途退学

などの方でも一定の条件を満たすことで保育士試験にチャレンジできます。例えば

  • 大学中退 ⇒ 2学年以上在籍または62単位以上取得済み、で受験できる!
  • 専門学校中退 ⇒ 2学年以上在籍または62単位以上取得済みで、受験できる!
  • 高校卒業その1 ⇒ 平成3年3月31日以前に卒業、で受験できる!
  • 高校卒業その2 ⇒ 平成8年3月31日以前に高校の保育科を卒業、で受験できる!
  • 高校卒業その3 ⇒ 児童福祉施設において2年以上かつ2880時間以上児童の保護に従事した経験がある、で受験できる!
  • 高校中退 ⇒ 中学卒業後、児童福祉施設において5年以上かつ7200時間以上児童の保護に従事した経験、で受験できる!

上記は一例ですが、あらゆる場合を想定して受験資格が定められていますので、保育士になりたいけど受験資格がないかも、、、って嘆いていたとしたら、ぜひ一度専門機関に問い合わせをして確認をして見てください。保育士試験を受験するチャンスは誰にでもある!のです。

◆保育士になるには(全国保育士養成協議会))
https://www.hoyokyo.or.jp/howto/

2年以上かつ2880時間以上って一体!?

「児童福祉施設において2年以上かつ2880時間以上の児童の保護に従事した経験」で保育士試験の受験資格を得られるといってもあまりイメージが沸きませんね。実際に計算してみましょう。2880時間を一日24時間で割ると120日でおよそ1年の1/3、4ヶ月になります。ただ、1日24時間働いている人はいませんので、働いた時のイメージは沸きにくいですね。

次に、1日8時間のフルタイムで働いた場合で計算するとどうでしょうか。360日になりました。1週間の半分、週3~4日フルタイムで2年間働くといったところでしょうか。5年以上かつ7200時間以上も同様に計算してみて下さいね。

いかがですか?保育士試験受験資格獲得までの道のり、、、近いですか?遠いですか?どちらにしても保育士試験の受験チャンスは誰にでもある、ということなのです。