保育士資格合格パーフェクトナビ

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2023.06.07

保育業界の常識と世間の常識とのギャップがわかる「ここが変だよ、保育園」

株式会社幻冬舎メディアコンサルティングは、『ここが変だよ、保育園』(近藤敏矢著)を2023年6月2日に発売しました。

この書籍は、元NTT研究職員である著者が保育園理事長に転身し、保育園改革に取り組んだ経験を通じて、保育業界の課題や改善の必要性を詳しく解説しています。

これから保育業界に飛び込もうとされている方は一読してはいかがでしょうか。

 

保育業界の課題や改善の必要性を詳しく解説した著書の背景

保育業界は待機児童問題の解消に伴い、全国に保育施設が増加しましたが、最近では定員割れを抱える園も増えています。

行政からは地域貢献の観点から、子ども食堂の設置や園外児の一時預かりなど、多機能化が求められています。

これにより、保育業界は変革を迎える時期に立たされています。

一方で、保育業界への異業種からの参入は少なく、保守的な運営を続ける園も存在します。

しかしこれから先も旧態依然とした運営を続けると、園の存続が危ぶまれます。

 

著者が感じた保育業界と世間の常識のギャップ

著者は、通信業界の大手企業で研究者として働いた後、実家の保育園を継いだ異色の経歴を持つ保育園経営者です。

保育業界への異業種からの転職経験から、業界内で当たり前とされてきた常識や保育の現状に疑問を抱き、一般企業で培ったスキルと知見を活かして、ITを活用した業務の効率化など積極的な改革を進めてきました。

現在は、保育等の福祉がなくても誰も困らない地域づくりを目指している2児のパパです。

本書では、著者が保育業界で感じた常識と世間の常識のギャップを挙げながら、それが保育にもたらす問題や改善の必要性、実際に行った改革について詳しく解説しています。

また、保育園だけでなく、保護者の姿勢についても触れており、「良い保育園とは何か」と考えるきっかけとなる貴重な一冊といえるでしょう。

「元NTT職員のITを駆使した働き方改革」や「業務効率化と保育の質の向上のための6つの提言」などの内容は、保育士を目指して勉強中の方も気になる内容ではないでしょうか。

他業種から参入した保育施設運営者、しかも複数施設を運営されている方の目から見た、保育業界と世間の常識のギャップと、働き方改革の内容、園長先生という職のあり方や保護者の姿は、子育て、保育に携わる方だれもが気になるところです。

ぜひ手にとって読んでみてはいかがでしょうか。

保育士として保育施設に入職後に読んでみるとまた違う立場から感想を得られるでしょう。