令和5年度前期の筆記試験お疲れさまでした。
結果がわかるのは6月6日以降になりますが、ある程度自己採点で合否はわかるもの。
ギリギリわからない、という場合も7月2日の実技試験に向けて対策をしましょう。
合格発表までまって練習を始めるとスケジュール的に難しくなってきます。
筆記試験が終わったらすぐに実技試験対策をすすめていくことが大切です。
令和5年度前期実技試験
実技試験は3分野の中から2つを選んで受験します。
得意分野を選んで受験できるので安心です。
音楽に関する技術
課題曲2曲を幼児に歌って聴かせることを想定して弾き歌いする試験です。
「幸せなら手をたたこう」(作詞:木村利人 アメリカ民謡)
「やぎさんゆうびん」(作詞:まど・みちお 作曲:團伊玖磨)
試験会場に楽譜は用意されていますが、自分用の紙の楽譜を用意することも可能です。
演奏できる楽器は、ピアノ、アコースティックギター、アコーディオンのいずれか。
全体を通して歌わないで伴奏だけしたり、歌と同じ単旋律のみを弾きながら歌ったり、伴奏をせずに歌だけ歌ったりはNGです。
子どもたちが目の前にいることを考え、間違えてもやり通して終始笑顔でいることが大切になります。
言語に関する技術
課題となる4つのお話から1つ選択して、3歳時クラスに3分間でお話することを想定した試験です。
身振り手振りを加えて子どもたちが集中して聴けるお話をします。
「ももたろう」(日本の昔話)
「3びきのこぶた 」(イギリスの昔話)
「おおきなかぶ」(ロシアの昔話)
「3びきのやぎのがらがらどん」(ノルウェーの昔話)
台本を持ち込んだり、人形を使ったりするのはNG。
3分間でまとまるように自分で台本を考え、暗唱できなければいけません。
まずは自分で台本を作りましょう。インターネットで参考にできるものを探すのもオススメです。
開始と同時に子どもたちに見立てた椅子にお話をはじめますが、3分以内に終わってしまった場合もにこやかに子どもたちを見守る体でやりすごしましょう。
造形に関する技術
試験当日に問題文と条件が発表されます。
保育の1場面を絵画で表現する試験です。
A4サイズの用紙の中に縦横19㎝の大きさで絵を描きます。
会場の机の上に置けるのは鉛筆と消しゴム、それに12〜24色の色鉛筆のみ。
それもイラスト付きなど試験のヒントになるようなものが描かれていたらNGです。
過去問を使って練習をしたり、インターネット上で出題されているさまざまなシチュエーションの絵を描いて練習を重ねましょう。
実際の紙の材質はわかりませんが、サイズはわかるのでそれに合わせて繰り返し練習することで引き出しを増やし、試験の際の足がかりにすることができます。