保育士の面接では一般企業ほど堅苦しいマナーが必要な職場ではありませんが、それでもマナーはとても大切です。人が足りていない園でもマナーができていない人を採用することはありませんので基本的なところは確実に抑えておきたいところです。
1、遅刻しそうなときは事前に連絡する
社会人として当たり前のことですが、約束の面接時間に遅刻しそうなときは必ず電話を入れるようにします。忙しい時間の合間を縫って時間を作っていただいているので、1分でも遅れそうな場合は必ず電話を入れるようにしましょう。
どんな正当な理由があったとしても遅刻すると評価が下がってしまうのは間違いないので、時間には余裕をもって面接場所へ向かうようにしましょう。
2、髪型は清潔感が大切
保育士に限らずですが面接では清潔感のある髪型の方は好ましいです。ミディアム~ロングの人は髪を束ねておくようにしましょう。ショートカットの人も前髪がだらしない感じにならないよう、ピンでとめて顔がしっかり見えるようにするとよいでしょう。
面接中に髪を直すのはあまり印象が良くないため、お辞儀をしたときに髪が顔にかからないことを目安にするとよいでしょう。
3、服装はブラウスかジャケットで
身だしなみで評価される仕事ではないので気にしすぎる必要はありませんが、最低限、清潔感のある見た目を心がけることは大切です。
服装は白いブラウスやシャツにジャケット着用が無難です。そんなにかしこまる必要がなさそうでも、きちっと感が伝わるような服装にします。スカートは特別NGではありませんが、丈が短いものは嫌悪感を感じる方もいるので注意しましょう。立った状態でひざ上3~5㎝、座った状態でひざ上10㎝以内が目安です。
4、携帯電話の電源はオフにしましょう
マナーモードであっても、バイブが鳴ると面接する側は気になります。スマホの場合、電話やメールでなくてもアプリが原因で音やバイブが鳴ることもあるため、電源はオフにしておくことが安全です。
5、ドアを3回ノックしてから入る
意外とやらない方が多いですが、面接場所の入り口にあるドアは3回ノックしてから入るのが基本です。「どうぞ」と声がかかったら、「失礼します」と言って入室します。後ろ手でドアを閉めることはマナー違反なので、きちんと両手で音を立てずに閉めるようにしましょう。
6、腕時計に目をやらない
面接中に腕時計に目をやると相手は不快感を抱きます。落ち着かない印象を与え、評価が下がる原因となるため腕時計に目をやらないようにしましょう。どうしても次の予定がある場合は、事前に伝えること、時間が迫ってきたら正直に申し出るようにしましょう。
7、面接官以外にも挨拶を丁寧にする
面接官に挨拶することは当然ですが、それ以外に職員にも挨拶をしておいた方が良いです。お茶を入れてくれた人や案内してくれた人、廊下ですれ違った人、面接会場で出会った職員には気持よく挨拶しましょう。
採用のためだけではなく、そこで働くことになったときのためにも挨拶はしておいて損はありません。
面接では面接官に好印象をもってもらえると採用してもらえる可能性が高まります。最低限のマナーを徹底するだけでもしっかりした人である印象を与えることが出来るので、マナーは徹底するようにしましょう。