保育士資格合格パーフェクトナビ

保育士資格合格パーフェクトナビ
2019.10.31

運営・利用者側から見た認可保育園

認可保育園には面積や広さ、職員の人員配置などその設置に関して様々な基準があります。また、利用に関しても一定条件があります。認可保育園に関わる基準や利用の条件を見ていくことによって保育士、利用者双方にとってどのような保育園であるかを見ていきます。

国が定める基準を満たしている認可保育園

認可保育園は設置や運営に関して国の定める基準「児童福祉施設の設置と運営に関する基準」を満たしています。児童福祉施設である保育所は、保育の質を一定以上に保つために最低でもここまでの設備、運営を満たさなければならないという基準があります。この基準の保育所の項目には、職員の人員配置や施設の広さ、保育所内にあるべき設備などが決められており、こうした基準を一つひとつ満たしていく必要があります。

自治体が定める基準も満たしている認可保育園

保育所の認可は国gア出すのではなく、都道府県や人口50万人以上の政令指定都市、人口30万人以上の中核市がこの認可を判断します。こうした自治体は上述の基準の範囲内で独自に認可を出すために基準を条例で定めることができるため、認可保育園として運営していくためには国の基準に加えて自治体の基準も満たしている必要があります。
このような基準があるのは自治体の実情に合わせた保育園を運営してもらうためであり、基準を厳しくするkとおは認可保育園の質を上げることに関わってきます。

利用者の立場から見た認可保育園

認可保育園には入園に条件があります。両親が共働きで日中にいない、保護者が親の介護をしている、保護者が病気の療養中であるなど保育を必要とする理由があるのが原則となります。
認可保育園への申し込み方法も、園に直接応募するのではなく、自治体に申請を出すという特徴もあります。
<保育料は自治体ごとに異なる>
保育料は自治体が決めています。同じ自治体内でも保育料は世帯の住民税の額によって保育料が異なります。とはいっても、自治体が保育料を自由に決めているというわけではなく、保育料の負担を少なくするため、国が定めた上限内で自由に設定しています。そのため、自治体が変わるからといって大きくその保育料が変動するというわけではありません。住民税の区分の設定の仕方によって保育料が変わります。また、同じ自治体内で同様の区分の保育料の場合、国の使う教材等で保育に掛かる費用が多少変わることもあるようです。
<運営が安定している園が多い>
認可保育園は運営が安定している園が多いでしょう。設置基準や配置基準が厳しく、設置や運営に費用がかかりそうな認可保育園ですが、認可保育園の運営は補助金が多くを占めているあため、その運営は安定している場合が多いです。