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2020.07.16

これからの時期は要注意!子どもの水難事故

コロナ禍の中でも子ども達は短い夏休みを楽しみにしています。今年はプール開きをしない施設も多く、海や川に行く家族が増えることが予想されます。どうしたら事故を防ぐことができるのか、専門家の意見を聞いてみましょう。

今年に入ってから、既に子どもの水難事故は起きている

今年に入ってから5月6月で、中学生以下の子どもが7人も水難事故で亡くなっています。例年に比べて少し多いとのこと。
コロナの影響で学校が休校になったりしたことで、子どもが自由に過ごす時間が増え、近所の海や川で遊ぶケースが増えたからかもしれません。
今年はコロナの影響で、学校の水泳の授業は軒並み中止。プールの営業も中止したところも多く、子どもの夏の遊び場が奪われています。
一方で海や川に出かける家族は増えると予想されます。子どもの水難事故を防ぐためには、基本的にマンツーマンで接することが大切とのことです。

子どもはマンツーマンディフェンスで

子ども1人につき、大人が一人付くことが基本とされています。子どもが海や川に入って遊ぶときは、保護者が一人付き添うように、とのこと。
大人は川辺で飲食をし、遠目に子どもを見るケースをよく見かけますが、好ましくないとのことです。専門家は、「必ず大人が一人付き添って見守るように」と警告しています。

海や川は急に深くなる!

海や川は浅瀬から急に深くなる場所が多くあります。例えば浅瀬で遊んでいた時、サンダルや浮き輪が流され、追いかけているうちに深いところにはまっておぼれてしまうケースが多いとのこと。
特に今年は大雨の影響で川が増水しているところが多いので、遊び場のアナウンスなどが聞こえる場所で過ごし、十分注意して聞くようにしましょう。
大人も子どももライフジャケットを着用することがおすすめ。頻繁に出かける場合は、人数分を持参しましょう。

万が一子どもが流されてしまったら・・・

以下の点に気を付けましょう。
①119番通報する。海の場合は118番も。
②大人は水中に入って追いかけない
③大きな声を出して周りやライフセーバーに知らせる
④川の流れに沿って追走する

「背うき」が効果的。ぜひ練習しておこう

背うきの練習をしておけば、もし泳げなくても浮くことができるので、救助までの時間がかせぐことができます。小学校2年生までに必ず練習をしておくことをおすすめします。

★背うきの練習方法
①ライフジャケットと靴を履く
②水中で仰向けに寝かせ、まずは大人が背中と腰に手を当てる
③バランスが取れてきたら、手を離す
④コツは、「大きく息を吸うこと」「空を見るように上を向くこと」
⑤上記ができたらライフジャケットを脱いでやってみる

2020年7月11日(土)朝日新聞より出典