保育士資格合格パーフェクトナビ

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2021.03.27

コロナ禍での保育園の日常、保育士の工夫と子どもの反応

コロナ禍でも認可保育園はどんどん開園しています。小規模保育園や企業主導型保育園も同様です。日常の保育で保育士が工夫したことや困ったこと、子ども達の反応はどうなのでしょうか。
元朝日新聞の記者で、2017年から小規模保育園の運営を始めた人が、保育現場の生の声を届けているコラムが好評です。

いざ新規開園!でも保育士も園児も顔が合わせられない・・・

元記者は、2020年の4月に小規模認可保育園を2園開園したそうですが、緊急事態宣言の影響で、2ヶ月休園するハメに。
園児も保育士も始めて会う同士なのに、顔を合わせてコミュニケーションを取ることができず、苦労したそうです。
職員同士はLINEやオンライン会議で対話する機会を設けたそうです。また、園だよりには、職員が作ったおりがみを同封したり、「おやつの会」を設けて短時間登園の機会を作ったりしたそうです。

マウスシールドを試行するも断念

保育中、保育士はマスクを付けますが、小規模園の園児は0~2歳児までなので、マスクはつけません。
食事の時は「もぐもぐごっくん」が見せられず、透明なマウスシールドを付けて対応してみました。これなら保育士の口元がよく見えます。

しかし、抱っこをしたら子どもに当たってしまうし、子どもは面白がって取ろうとするし、手にしたら壊そうとする子ども達
メディアの報道では効果が限定的と言われるようになってきたため、使わなくなってしまったそうです。

乳幼児を保育する保育園では、感染は防ぎようがない!

現実に、保育園では感染は防ぎようがありません。保育士との密着保育は、子どもの情緒の育むためにとても大切です。
保育士も園児も毎日検温し、こまめに手指やおもちゃなどを消毒をしています。
しかし乳幼児は手にしたものを口に持って行き感覚を得るという、大切な成長過程があります。
それに、食事のサポートやおむつ替え、よだれを拭いたり嘔吐物を片付けたりしなければなりません。

免疫力を高めて感染しないようにするしかない?

元記者は、「感染しないように免疫力を高めよう」を合言葉にしようとしました。しかし現実はコロナ禍で業務が増え、超多忙な保育士。もっと体が休ませられたら、自然と免疫力も上がるのでしょう。

子どもはマスクの下に口があることを分かってくれている!

当初はマスクが保育に与える影響を心配しましたが、子ども達はそれなりに成長して行ってくれているようです。
おままごとではマスクの口の位置に食べ物を運んでくれます。初対面の時からマスクをしている保育士の顔しか知らないはずなのに、ちゃんと人を判別し、喜怒哀楽も感じてくれるそうです。

なんとか「進級&卒園祝いの会」はできました!

行事が次々に中止になったのは、保護者にとってもとても残念なこと。これは小学校以降でもよく取り上げられています。
ただ節目として、進級祝いと卒園祝いはしてあげたいと考え、感染対策を万全に整え、少人数でささやかに行ったそうです。

2021年3月20日(土)朝日新聞朝刊より出典