保育士資格合格パーフェクトナビ

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2020.02.13

望まれる「学校での朝食の提供」

学校で子供たちに朝食を提供する取り組みが始まっています。予算を組んで支援する自治体も出てきました。韓国ソウルではすでに多くの小中学校が朝食提供の取り組みをしているとのことです。
保育園でも広がりを見せるといいですね。

広島県の取り組み

広島県府中町立府中府中小学校では、朝、家庭科室で子供たちに朝食を出す取り組みをしています。地元の婦人会が手伝っているとのことです。
子供の生活習慣改善のため、広島県が取り組んでいる事業の一つ。週1回、希望する家庭の子供全員に無償で朝食を提供しています。
食材は16社が無償で提供。冷蔵庫などの初期に必要な費用は県が市町に補助金を出すようにし、1校300万円を負担しています。

増える「朝食の欠食率」

広島県は2017年度の調査の結果、小学5年生と中学2年生の約1/4が、家計が苦しい・習い事や経験の不足・服などの日用品の不足が生じていることが判明。
小学校6年生の朝食の欠食率は、2013年度は3%だったのに対し、2018年度は5%に上がっていました。
文部科学省の調査でも、朝食の欠食率と学力との相関関係は強いと分かっており、県を上げて改善に取り組むことにしました。
2019年度の学力調査では、朝食をあまり食べていない、全く食べていないという児童は小6で4.6%、中3で6.9%。親の共働きや、親の深夜労働、経済的理由な祖さまざまです。

広島県では効果はすでに出ている?

2019年2月に朝食提供を始めた府中小の校長は「数年続けないと効果はわからない」としながらも、授業中に落ち着きのなかった児童が穏やかになったり、教室に入るのを渋る児童が朝食提供をきっかけに入れるようになったりなど、効果は出ているのでは、と見ています。
また市町村も、地域の子供たちとのつながりもできてきた、とのことです。
同じく、東京都足立区や大阪市でも朝食提供の取り組みが始まっているとのことです。

お隣の韓国は進んでいる!

ソウル市の牛耳小学校では、全校生徒1230人のうち、35人に毎日朝食を提供しています。同市内の小中高1313校のうち、126校が朝食の支援を実施しています。
また、朝食の提供だけでなく、大学生の協力を得て親子キャンプを開催するなど、親子で交流できる機会も提供しているとのことです。
共働きや貧困などさまざまな困難を抱えている子供に衣食住を自治体や地域でフォローできるのは素晴らしい取り組みです。
「習慣づけ」はとても大切。週に1回でも朝食をとる習慣付けをしていくことで生活全体が改善されていくことが期待できます。

2020年1月26日(日)朝日新聞朝刊より出典