保育士資格合格パーフェクトナビ

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試験2020.07.23

まずは「地域限定保育士」から挑戦してみよう!

究極の売り手市場が続く保育士。仕事がなくて困るとうことは一切ないため、資格を取得したい人が増えています。
しかし、社会人が取得するとなるとしっかり勉強して受験し、実技も磨かなければならず、少しハードルが高いのが現実。
そんな人は「地域限定保育士」から目指す手があります。

社会人・主婦・主夫でも受験しやすくし、保育士を増やす狙い

平成27年に、国家戦略特別区域法及び構造改革特別区域法の一部を改正する法律が成立しました。
保育を担う人材が圧倒的に不足している今日、実技試験を一部免除したり試験回数を増やしたりして、合格のチャンスを増やそう、という取り組みです。

一般の保育士試験と大きく違うのは?

その①:最初の3年間は該当の自治体で働く

地域限定保育士として最初の3年間は受験した自治体でしか働けません。しかし、4年目からは、全国の自治体で働くことができます。
ですから、ずっと地元で働きたい人は、地域限定保育士がおすすめです。

ここで注意すべきは、合格してから3年経過後ではなく、3年間働いた後、ということ。
地域限定保育士として教務に就いている期間が3年間ないと、全国で働ける保育士にはなれません。

その②:実技試験が免除される

実技試験は対策が難しく、社会人や主婦・主夫が働きながら実技を身に付けることがなかなかできません。そんな人のために免除されています。
自治体によっては、実技実習を行う所もあります。
例:2019年度神奈川県の場合、保育実技実習は合計27時間=約5日

その③:合格のチャンスが増える

通常の保育士試験は前期が4月、後期が10月に行われます。例えば神奈川県の場合、その中間の8月に実施されました。

保育士筆記試験は9科目あり、合格した科目は3年間有効です。前期後期の3年間で6回チャンスがあるので、その間に受からなかった科目を重点的に勉強し、合格に近づくことができます。
例えば神奈川県の場合、4月、8月、10月と3回チャンスがあるので3年間で9回受験するチャンスが巡ってきます。それだけ合格に近づけます。

その④:どこの自治体からでも受験できる

例えば、埼玉県ん住んでいても、神奈川県の地域限定保育士の試験を受験することができます。
試験当日にその自治体の会場に行けることができれば問題ありません。
ただし、合格したら3年間は神奈川県で働くことになります。

実施状況は?

制度が始まった平成27年度(2015年度)に実施した自治体は4つ

・神奈川県
・大阪府
・沖縄県
・千葉県成田市

令和元年度(2019年度)に実施したのは2つ

・神奈川県(8月)
・大阪府(通常試験の前期後期と同日)

令和2年度(2020年度)は、神奈川県が実施します!

筆記試験:令和2年8月15(土)、16(日)
実技講習会:令和2年10月~11月の間、5日程度

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