保育士が職場を選ぶ際に重視したい1つに人間関係があります。毎日働く環境として人間関係が良好な職場を探すにはどのようなことに注目すれば良いのか。見極めるポイントについてご紹介します。
平均年齢・勤続年数をチェック
平均年齢が若いところに注目するとなんとなくフレッシュなイメージが出来るのではないでしょうか。しかし、職場の場合は一概にはそうとは言えません。新設園や定期的に異動がある場合を除いて長く働きづらい園である可能性があります。
長く働きづらいということが人間関係に直接結びつくわけではありませんが、他と比べて給与や勤務形態、場所が悪いわけではないのにあまりにも平均年齢が低い場合、勤続年数が短い場合は人間関係などの表に出てきにくい問題がある可能性があります。
また、職員がすぐ辞めてしまうと求人をこまめにだす必要が出てきます。ここ数年は、慢性的な保育士不足の為たまたま人手を求めているということもおおいに考えられますが、園側に何か問題がある可能性も心に止めておくとよいでしょう。
見学のときの雰囲気は良いか
就業中で転職を検討されている場合は、なかなか時間をとるのが難しいかと思いますが園見学は必ず行くようにしましょう。普段の雰囲気が感じやすい平日がベストです。
保育指針や子どもに対する接し方はもちろん、どんな保育士がいて、どのようなやりとりをしているかというリアルな情報が見て取れます。保育士の表情や声などから全体の雰囲気はなんとなくわかります。一緒に働きたいと思えるメンバーか確認しておきましょう。
また、面接というものは面接官が採用するかどうかを判断するだけでなく、保育士側の自分が働きたい園かどうかを見極める機会でもあります。面接官は保育園を運営する法人を写す鏡です。横柄や熱意が感じられないなど印象が良くない場合は注意した方が良いでしょう。
園の雰囲気、人間関係に一番強い影響力を持つのが園長先生です。園長先生と人間的・保育方針などが合うかどうかが快適に働く上で重要となります。